原作既読。良くも悪くも原作はいつも通りの池井戸作品。編集者にこんなのどうですか？って言われて執筆したみたいな作品。日曜劇場の王道的作品。
さて、どうですかね。いざ鑑賞。（本当は観る予定はなかったのよ）
王道は王道としてとてもよくまとまってました。わかっているのにこっちも熱くなってしまいました。面白かったです。主要人物の半分がお笑い芸人。あれ？ユースケ・サンタマリヤはお笑い？違う？ま、いっか。日曜劇場が選びそうなキャスティング。塚池さんの役は観た時，そこまでお腹の出てる人では無いって思ったけど、後の牧師役がしっくりしてて悪くは無いなって思った。
私は着地点を知っているので、ちょっと安心してたけど、結構ギリギリの攻防が半沢だなぁと思いながら。
銀行マンがみんなあんな感じだったらいいなぁと夢を見てしまいました。そしたら今の日本ももう少し何とかなるのにね。でも現実はそんなわけないよねぇ。晴れの日に傘をさしかけ、雨の日に傘を奪う。よく言われる台詞だけどそれが銀行マンの姿なんだろう。本当に困っている人には手を貸してはくれないんだろうな。
悪い人もみんな改心するし、最後みんないい人になっちゃって、成敗される人がいないのはいいことなんだけど、綺麗な世界すぎるかな。
だからこそ王道なのだ。
竹内涼真ほんとの姿は知らないけど、こう言う正義感の強い役がしっくりくる。「帝一の国」の役然り。横浜流星も単に見かけだけの役者から脱皮しつつあるようでこれからに更に期待大。
まぁでもテレビドラマでも良かったかなとも思う。
