人気クリエイター集団［CLAMP］のベストセラー同名コミックを蜷川美花が映像化した妖しく美しいファンタジー作品。
人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が見えてしまう男子高校生・四月一日君尋（ワタヌキ・キミヒロ）と、どんな願いでも叶えてくれる不思議な【ミセ】の女主人・侑子との出逢いから始まる物語。
原作は少しだけ、アニメは一応観てます（杏ちゃんのドラマは未見）。世界観がそこまで好きじゃなかったけど、なかなか面白かった（と記憶にある…）
なので今作はハズれ臭半端ないのは承知の上、この独特な世界観と極彩色どギツい蜷川ワールドとがどのような化学反応するかが楽しみでした。
…が、結論だけ述べるとハズれただけの模様（笑）
あくまで個人的所感だけど、興収や批評を鑑みるとお世辞にも成功したとは言いがたいのではないでしょうね。
クドい色彩がどうこうの前に物語そのものも好きになれなかった。円熟味ある女優陣のぶっ飛び演技やコスプレショーをひたすら楽しんでいただけと言うのが正直な所。
どん“ぎつね”と、わ“たぬき”の争いかぁ…とかどうでもいい事が脳内に湧いてくる。ガン見してても蜷川ワールドは目が疲れるし（笑）
誰もが思ってるのであまり口にしたくないけど、見どころはやはり吉岡里帆嬢。〈悪魔のどん兵衛〉とかいう商品があれば、こういうCMなんだろうな…というか、こういうCMやって欲しいなぁと思う艶姿。
月並みですが、最高です。
そして最大の注目はエンドロール。“セクシー所作指導”にどうしても目が行く。なんだか逆に恥ずかしい。
改めて名前を並べるとわりと豪華なキャスト陣が笑えてくるし、西野亮廣関わってるなど、最後に楽しんだのでヨシとします…か？（笑）
