Filmarksに招待していただいた試写会で鑑賞。本当にどストライクな作品だった...音楽も雰囲気もとにかく心地の良い映画。嫌な奴がいないのもこの映画にのめり込む一つの理由なんだろうな。そしてふとしたきっかけから年齢なんて関係なく真の友達になれるんだと気付かされた。ちなみにメタモルフォーゼとは、ドイツ語で｢変化｣という意味だそう。
密かにBLが大好きな高校生うららと、ひょんなことからBLにハマった雪。2人は次第に距離を深めていき、色んな経験を共にする。そして遂にコミケでうららが自分の漫画を売ることを決意する...。
2人の関係の深まり方ももちろんそうだが、私的にはうららが雪に出会ったことで成長していく様子が丁寧に描かれていたのが印象的だった。高校の友達にも感化されながら自分が楽しいと思えることを突き詰める様子に心が温まった。そして最後にはしっかり涙してしまいました。
また、漫画の映し方が特徴的だったりと映像面でのこだわりもとても感じられた。あと好きなことを語るふたりがかわいかったな。
BLも話のひとつの要素として出てくるものの、メインは2人のヒューマンドラマ。ぜひいろんな人に見て欲しいと思う。
