チェンコ

メタモルフォーゼの縁側のチェンコのレビュー・感想・評価

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)
4.5
これは名作。
2022上半期で1番かもしれない。
少なくともベスト3は確実だろう。

この映画に描かれている好きなものだったりやりたいことだったりを正直に言う怖さっていうのは何ら特別なことではなく万人に共通する経験ではないでしょうか。
特に10代なんかでは、好きの強さと、それを否定された時の恐怖心というのは大人になってからのそういう経験とは感じ方として問題の大きさが全然違うように思います。
それきっかけで、不登校になっちゃったりする人もいるだろうし…

この作品はそういう、好きと恐怖に揺れる葛藤と衝動を凄く優しいタッチで描いている作品だと思います。
めちゃくちゃ応援する気持ちで見てました。

恐怖に揺れる10代と、きっと行動しなかったことの後悔を抱えて生きてきたであろう老婆の友情の物語。
誰にでもオススメできる1本だなぁと思います。


あと、個人的に役に対する服のチョイスも凄くマッチしていたのも良いと思う。
それを着こなす芦田愛菜。透明感がすごい。
あとあと、エンディングソングでT字路’sを歌う主役2人の歌はとってもカッコ可愛い。
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