旅するランナー

メタモルフォーゼの縁側の旅するランナーのレビュー・感想・評価

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)
4.1
【完璧な1日でした】

BL漫画好きの17歳女子高生うららちゃんと、75歳の独居老人雪さんによる、優しき友情。
趣味嗜好、意気投合、相互理解に年齢は関係ない。
B(ばあちゃん宮本)とL(レディ芦田)の清々しい関係に、ホッコリします。

ここに、漫画作者への感謝の念や、漫画作者自身の初心も描かれます。
創作者へのリスペクトが感じられ、素晴らしいです。

さらに、うららの母親が言う「せめての精神」。
せめて次の電柱まで走ろうみたいな。
それぞれができる範囲で頑張ろうという姿勢に共感できます。

人生の楽しみ方を、ゆる~く教えてくれる、とってもイイ作品です。
素敵な映画に出会えて、完璧な1日になりました。