このレビューはネタバレを含みます
期待以上！
中盤までは気持ちゆったりめにすすむので、「あーこれどうかな…」と思ってたんですけど、最終話打ちのシーンからドンドン加速していくというか、キタキタキタキタ！！これこれ！！と
やっぱりお仕事ドラマ作品は、面倒臭い困難を乗り越えてから加速していきますね、大変ベタなんですけどそのベタさがまたいい！！
大手だからこそ挑戦する そういうのが好きなんだよ俺は！
面白すぎました…
癖の強い業界人に振り回される癖の強い主人公達、最後には足並みを揃えて白い巨塔する 全体的に僕は吉岡齋藤パートに感情移入していたので、王子中村パートはそれほど乗れなかったんですが、天才が故の葛藤というか、ただの立ちはだかる壁として描いていなかったのが好感触です！結局視聴者がおもんない！て言ったらそれまでですからね、
色々なアニメ作品へのリスペクトがもう大いに感じられました、セリフの引用、アニメキャラでの例え、シーンまるまんまオマージュ
僕あまりアニメ見てこなかった人間なんですけどそれでも楽しかったです(というかそういう人にも "あのころ観ていたアニメはこんなに熱い人達が作ってきて、それは形を変えて受け継がれている" ということを伝えたかったのかもしれません！)知らない天井(言ってなかったけど)泣きながら食べるおにぎり(エクレアだったけど)あそこが1番ツボでした！
下のテロップ出る感じもエヴァというか庵野というか、アニメを愛してきた人達が力を注いだ作品だったな！と思います！！尾野真千子の会議場所ほぼゼーレだったしね
僕はこういう 製作の裏側を描く作品だと「BAKUMAN。」が1番好きで、アニメだと「SHIROBAKO」が好きなんですけど、この2作品、そして「ハケンアニメ！」にも共通するのは汗と涙の臭いですよね 飲んできた涙、出てきた汗、そういう泥臭い、だけどガッツのある クリエイターを見るのはとても楽しいです！
吉岡里帆輝いてましたね〜「カルテット」でしかちゃんとお芝居見た事なかったですが、あんなオタクで地味だけどガッツのある人間 上手いことできないですよ！
あとえもたす〜！ああいう役やらせたら右に出るものはいないんじゃないですか？中盤でデレというか本心が明らかになる というのはまあありきたりですしそれもベタなんですけど でもそれがあっても変わらぬあの不気味さムカつきさは最高でした！
演出も凝ってましたね、「サマーウォーズ」「竜とそばかすの姫」的仮想現実空間というか、世間の反応があのようにして描かれるとは！唸りました！電車のシーンとかも「これもエヴァなんか？」とニヤニヤしてしまいましたが！
王子の部屋の窓に写る世間の声、プレッシャーもおもろいことなってました！(上手いこと言えない！)
あとすげえな！って思ったのは、作中作がちゃんと全話見てみたいと思えたことです！「BAKUMAN。」とか「SHIROBAKO」はそこら辺がちょっと 人間ドラマメインになところもあるので(そういう作品だからね)モデルライトもサウンドバックもめっちゃ観てみたい！
久しぶりに映画館で泣きました！いやー楽しかった！！
原作もチェックしたいと思います！
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