どうやら興行成績が良くないらしいですね。たぶんタイトルがいまいち響かないのかもしれない。
なので、おもいっきり擁護するレビューです。同時間帯夕方17時からの新番組アニメ枠を2つの新アニメがお互いのプライドをかけて戦う、超激アツストーリー。
メインは監督
一人は過去に超傑作を輩出して暫く音沙汰のなかった天才監督
もうひとりは公務員をやめて、自分の夢に向かって進むこれが初演出の新人監督
ある対談番組で負けない宣言をしたことから両作品の戦いが始まる。
この映画のおもしろいのは、監督をメインにすえながら裏の主人公としてプロデューサーの存在を大きくクローズアップしていることです。
filmaの皆さんならやはりお好きな監督の名前で作品を選ぶこともあるかとおもいますがプロデューサーの、仕事って？って自分なんかも思ったりします。
いろいろなところの橋渡し役として大なり小なりの調整をしたり、なだめたり、叱ったりと様々な役目をになってます。
現代日本におけるアニメの重要性はもう日本だけのものでもなく世界的なマーケットもになっております。
そして、そこで働く様々な人がそのプロジェクトの、ために入れ代わり立ち代わりして一つの作品を作り上げていくさまが克明に、映し出されていてほんとに丁寧なよい作品だとおもいます。
劇中のアニメ作品二本も制作スタジオも一流、声優さんも一流となかなかの力の入りようでした。もちろんいろいろな思惑がからみ合うので、どこをどう通すのか、どこを諦めるのかというくぎりの問題にも言及していました。
今作はアニメが好きな方はもちろん、映画が好きでその作品がどのように作られるのだろうかと、おもっているかたにもオススメしたいとおもいます。
個人的に難点をいわせてもらえば劇伴のがなんか古臭いセンスだったように思われました。
配役は吉岡里帆、中村倫也を主演に迎え
二人のプロデューサーに
尾野真千子、榎本佑
それいがいにもなかなか渋い脇役陣を、起用してテンポよくすすむがけして軽いわけではない感動のストーリーをみせてくれます。
週末何を見ようかな？とおもったらハケンアニメ
トップガンマーヴェリックを見ようと思って、おや満席じゃん。
じゃあ、代わりに
ハケンアニメ
流浪の月や死刑にいたる病はなんか重そうとおもったら
ハケンアニメ
ということで密かに絶賛応援中です。
