派遣ではなくて覇権でした
同じ時間帯で視聴率を争う2つのアニメ番組、
注目度を高まる中、互いに切磋琢磨する競合。
決められた期日までに最大限のパフォーマンスを発揮する者と、発揮させる者。
立ちはだかる高い壁と、
その壁を越えて達成される充実感。
争った視聴率が全てではない
ジワジワと来る熱の高まりが評価と思えるラスト
専門性の高い業界をきめ細かく表現されておりグッドでした。
先が気になる展開へ持っていく上手な演出。
とても良い作品だと思いました。
吉岡里帆、
本当にとても良い演技でした。化粧は控え目で決して華やかな役ではない。「見えない目撃者」もそうでしたが、本作品も難しい役を上手に表現できておりました。その決断に至る背景、子どもの頃に感じた記憶、丁寧な描写で演出され、クライマックスへの加速に気持ちが昂りました。脚本も良かったが、彼女の演技力が作品を盛り上げた。その功績は大きい。
柄本佑、
相変わらず期待を裏切らない良い役者です。冷徹のようで一番の理解者。そう思わせる展開にグッと来ました。