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1950 鋼の第7中隊のFRANCISのレビュー・感想・評価

1950 鋼の第7中隊(2021年製作の映画)
2.0
中国映画史上最高興収、朝鮮戦争の中国人民解放軍を描く抗美援朝戦争ドラマ。

アメリカが物凄く分かりやすい悪役になっていて、ユーゴスラビアにおける中国大使館誤爆事件以来の米中貿易戦争の時代を象徴する映画に。

愛国のシンボル、ウー・ジンが隊長の伍千里、『レッドクリフ』のフー・ジュンほか部下の面々も豪華キャストが並ぶ。

ツイ・ハーク/ダンテ・ラム/チェン・カイコーが分業で監督の為やっつけ感が凄いが、『空海』のホァン・シュアンなどキャストの連続性は無きにしもあらず。

ホァン演じる毛沢東の長男、毛岸英は英雄的に戦死するシーンが映画的な見せ場となっているが歴史的事実とは異なる。

前時代的な大味で冗長な官製的シネマは、同年2位のジア・リン監督作『こんにちは、わたしのお母さん』のミニマムで愉快な作風とは全く対照的。
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