菩薩

ふたりの女、ひとつの宿命の菩薩のレビュー・感想・評価

ふたりの女、ひとつの宿命(1980年製作の映画)
3.5
全てを手に入れ全てを失い「母」になる女の苛烈な物語。自らでは母にはなれず他人の身体を経由してその地位に辿り着く、混ざり合うアイデンティティは互いを侵食し合い最後には時代が彼女の味方となる。何もかもが自分発信のくせにいざユペが出産する際の発狂には流石に全力ツッコミがはいった。妊娠出産の帝国・植民地主義、グロテスクでありもはやホラー。
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