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ふたりの女、ひとつの宿命のcsmのレビュー・感想・評価

ふたりの女、ひとつの宿命(1980年製作の映画)
4.5
確かにユリもの見てからだと時代や状況で変奏されたこの作品もスッと入ってくる。いつメンでガッチリ撮られたこちらもやっぱ凄い。リリさんずいぶん俳優然としたし優秀な兵隊持つノヴィさん偉くなったもんだ。ガーベラの頭を切り落とすユペ様に代理出産依頼、双子ルックでメイクして毛皮の匂い嗅いでモンテカルロバレエの祖みたいな踊りみるブルジョワ生活。暗い部屋の中の撮影も美しい。黒猫可愛い。汗だくの夢遊病でユペ部屋の前に産まれたままの姿で転がるリリさん。この映画でも壁にもたれ木にもたれる女たち。撃たれたふりして崩れ落ちて44年の身分証、胸につけられたダビデの星。
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