バクチャン

アナライズ・ミーのバクチャンのネタバレレビュー・内容・結末

アナライズ・ミー(1999年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

パニック障害のマフィアのボスが自分を最優先してくれる精神科医と出会って幼い頃のトラウマを克服するお話……といえば聞こえがいいだろうけど実際は

マフィアのボス「俺最近急におかしいんだよなんとかしろや先生だろてめえ!!」
割と小心者の精神科医「わかったわかったわかった!!」

みたいなお話。
オタク、悪い人が自分にだけは心を開いてくれるストーリーだーいすき!おっさんがわちゃわちゃしてるのが大好きなオタクにお勧めしたい一本である。

あとこの主人公達、実はオタクが大好きな「一見正反対だけど本質が似ている二人組の男」なのである!!!一見正反対だけど!!!本質は似ている!!!
というのもこの二人の共通点に、物語の一番重要な要素でもある「パパとの関係」がある。お医者さんであるベンのパパはご存命だったはず、めちゃくちゃ腕のいい精神科医。でも肝心のベンはなーんかパッとしねえ。ポールのパパも偉大なマフィアのボス…のはずだしポールもめちゃこわなおじさんのはずなのに、発症してからは不安を抱えてすったもんだのホイホイホイな気弱少年のようになってしまうのだ…。
そう…この二人はお互いに父親への憧憬や嫉妬を抱えて人生を歩んでいる…そんな二人が出会って……生きるのを手伝い合う…そんな映画……。

おじさん好きのオタクは観た方が楽しいと思います。
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