熱い！熱い！
コテコテなんだけど なんでこんなに胸が熱くなるの！？
もし 何かに挫けて悩んでるんだったら
これ観とけ！って感じ。
冒頭での群衆vsラーマの縦横無尽っぷり···
対して 猛獣のトラと格闘するビーム
序盤の2人の勇姿 これだけでもう 腹八分目。
いや···お腹いっぱいでペースダウンする事なく
最後まで持続して突っ走る破壊力よ。
次から次へと現れる怒涛の見せ場 どんだけだよ！
そんな屈強な2人の出会いのエピソードから
命をかけるほどの信念を心に秘めながらも親友となり
やがて それぞれの大義に向かい 決別していく様が丁寧に描かれているから
観客が感情移入せざるを得ない説得力がある。
炎と水の使い方もいいし
肩車の2人の戦いも それぞればらけた方が効率いいだろ！とは思うけれど
堂々とやってのけるあの戦法は 今までになく斬新だよね！
アクションだけに限らず
2人のキレとパワー漲るダンスも 惚れ惚れするほど十分惹きつける力があって
インド映画において ダンスは必須なんだな。
英vs印のダンスバトルは 馬鹿にしてたイギリス人
あんた結局踊るんかい！と笑ってしまったよw
クライマックスで「ラーマ！ビー厶！」というコールするような歌で更にテンション爆上がり。
インド映画って 状況に合わせた歌詞で
感情移入させるのも上手いのよね。
棘棘鞭打ちの刑でも歌い出すビームの闘志ときたら！
また 歌も上手くてね
W主役のエンターテイナーっぷりを上回る役者は
ハリウッドでも難しいのではないか？とも思うわ。
終わってみれば この作品179分と長尺だったんだけど
その長さを感じなかったほど没入したわ。
回りくどい小賢しい演出など一切ない どストレートの直球で攻めてくる。
そこがイイのよ！
魂と魂が求め合って ぶつかり合って
見えてくる熱い友情と絆。
コンプライアンスでがんじがらめにされた現代人が
失いつつあるパッション。
インドの国力の勢いまでも感じさせる。
日本が追い抜かれるのは 目に見えてるね。
