思ってたより全然よかった。
正直、キャスト見て「イケメン好きがワーキャー言うための映画かな」くらいの気持ちで鑑賞開始。
客席は思った通り女子率高め。ヤクザ映画にあるまじき客層（笑）
序盤、人を殺すなり死体の横で詩か何かを暗唱し始めた時点で「ヤバい匂いがプンプンするぜ…」って感じでただでさえ低かったハードルがさらにガクッと落ちた…
でもそこからはナルシストシーン控えめでした。１名を除いて。
アクションの内容は人は殺しまくるけど、グロ映像はないし、アクション映画としてなら誰でも見やすいと思う。
ストーリー面でいうと潜入モノにありがちな、「いつバレるか」みたいなハラハラ展開はほぼなく、そういう面白さを求めてるとガッカリするかも。
個人的にはそういう展開は結構ストレス感じることが多いのでノーストレスで見れました。
それとヤクザ設定は単に人を殺すための口実に使われてるだけでヤクザものっていう期待もしない方が良いと思います。
良く言えばサッパリしてるし、悪く言えば大味。正直バカバカしいほどに。
オチも投げっぱなし感は強め。
なのでアクションを楽しんで、ストーリー性はあまり求めない方がよろしいかと。
あと、詩の暗唱は途中で伏線を感じさせるけど結局意味不明。
詩の内容自体に意味があるんだろうか。
もう一つこの作品を全体的に飽きずに見れたのは「音」によるところがあると思う。
なんてことのない物音だったり、セリフの強弱だったりとか。
引き出し閉めるだけの音がやたら高くてハッとスクリーンに意識が釘付けになったり、暗唱する詩とかはが 聞き取りにくいほど小さいことで余計に意味を考えてしまったり。
なんかそういう上手さはあったなぁと後になって思いました。
それとまぁ最初にドン底まで期待値のハードルが下がったのも結果的には良かったのかなと（笑）
