ぐり

ヘルドッグスのぐりのレビュー・感想・評価

ヘルドッグス(2022年製作の映画)
3.2
本作を観てわかったことは、私は原田監督作品と相性が悪いこと、そして、私は"正義"の岡田准一と"純愛"の坂口健太郎が好きということ、です。

まず、音がうるさすぎる。アクションシーンだけならまだしも、ドアの開け閉めなどの何気ない動作の音もうるさくて終始冷めまくりでした。音が大きいせいで聞こえない台詞があったし😮‍💨「燃えよ剣」でもそうでしたが、アクションシーンの盛りすぎな効果音は"音で迫力を出している感"が強く、せっかくのカッコイイシーンが台無しでした😮‍💨

そして専門用語(業界用語?)が多すぎて展開がほとんどわからなかった。「燃えよ剣」のように昔の時代の話ではないから普通にわかると思ってたのにな、、🫠闇堕ち警察官がヤクザ組織に潜入してヤクザのトップたちを全員殺す話だったのはかろうじてわかった🫠登場人物の名前や立場、関係性が難しく、主人公2人の名前すら最後まで曖昧でした。こういうのはあらかじめHPとかで確認する必要があるのかな🫠あと長い&早口な台詞が多かったせいで内容が頭に入りづらく、ほとんど流れてしまったのも残念でした。

スタイリッシュな雰囲気もあまりハマれず、、🫠あとコレはシンプルに疑問なんだけど、なんでこういう作品ってキャバクラ必須なの??なんで男たちの抗争に性欲が混ざるの??"狂犬"の岡田准一も、"サイコパス"の坂口健太郎も、女が絡むと途端に"普通に性欲のあるヤクザ"になってしまうからめちゃくちゃ冷めました。女絡みを含めたスタイリッシュさなのかもしれませんが、私にはちょっと…って感じでしたね🫠

主人公2人が思ったより目立ってなかったのも残念でした。序盤に2人で襲撃の練習&本番をしてたくらいで、それ以降2人で活躍するシーンがほとんどなく、コンビ愛を感じるシーンもなく、形としてのコンビなの?って感じでした。最後、岡田くんが坂口健太郎を殺したあと自分も死ねば(言い方ごめんなさい)よかったのに松岡茉優に引き止められて生き残るって…(苦笑)まァそもそも岡田くんは潜入捜査官という立場だったので情とかなかったのかもしれませんが、コンビというくらいならもっと互いの情を感じたかったです。それは決してBLというわけではなく、、だから謎にBLのような演出を入れていたのは萎えポイントでした。はんにゃの人と坂口健太郎のキスシーンは少しドキッとしたけど(笑)ボスとクマとか、、🫠(どうでもいいけどボスのあの変な前髪切り落としてやりたかったな)

あとそもそも岡田くんの闇堕ちした動機が弱くて笑っちゃった。女子高生に手出すなヨ〜、あ、手は繋いでないのか。どちらにせよ、あまり関係が深くないのに闇堕ちしてしまったことに違和感がありました。家族とか幼馴染とかだったらしっくりきてたと思う。

ロケ地などの映像的なビジュアルは良かったものの、総じて冷める要素が多く、展開がわかりづらく、シンプルに相性が悪かったかなって感じでした!唯一良かったのは松岡茉優のリップの色くらいですかね⚫️

PS
勝手な憶測だけど、本作に出演した役者が「孤狼の血」シリーズ3作目に出る可能性はなさそう🥱
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