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ダイ・ハードのabeeのレビュー・感想・評価

ダイ・ハード(1988年製作の映画)
4.7
【ジングルベル♪ジングルベル♪人が飛ぶーー♪ツリーの飾りはテロリスト♪ヘイ‼︎
ジングルベル♪ジングルベル♪ビルも飛ぶーー♪ケーキに爆弾みんな死ね‼︎‼︎ヘイ‼︎】

名作再鑑賞‼︎‼︎

遂に念願の‼︎‼︎‼︎

13歳のころのわたしにとって、ヒーローは稲葉浩志、マイケル・J・フォックス、そしてジョン・マクレーンでした。ブルース・ウィリスではなくジョン・マクレーンです(これ大事)。おっさん好きが止まることを知りませんでした。

映画に興味を持ち始めた中学1年生の夏。
地上波で録画した映像を文字通りフィルムが擦り切れるほど見倒しましたよ。

ところが、アラサーとなった今、気づいてしまいました。「ダイ・ハード」を地上波吹替でしか観たことがないことに‼︎野沢那智さんのジョン・マクレーンしか知らないし、端折られた「ダイ・ハード」しか観たことがないことに‼︎

ということで、さくさくいきましょう‼︎

まず無駄が無い脚本。素晴らしいです。1つ1つの描写が後々活きてくる感動。家族写真、腕時計、裸足のマクレーン、アルとの会話、アーガイル。無駄な人物が1人もいないのはもちろんその会話の1つ1つが事件を引き起こし、物語をつくりあげる。

そしてユーモアに溢れるセリフ。
ジョン、アル、警視、FBI、そのみんながテロの脅威の只中にあってもそのウィットにとんだセリフ回しは最高。実際字幕で観ると意訳しすぎていて活きていない部分もありますが、英語で理解できればブラック・ジョークももっと楽しめる。

低予算で作られた作品のはずなのですが、爆破シーンなんかは2なんかよりずっとリアルだし、ピストルで吹き飛ぶ人体の肉片まで凄く細かく作り込まれてる。CGなんて使うよりよっぽどリアルな仕上がりで、昔の作品だからこその完成度の高さ。

ていうか、屋上のシーン最高ですね笑 昔は凄い真剣に観てたからか笑えたりしなかったけど、今観たらジョンが無茶苦茶過ぎて凄い笑えました。

ということで、字幕で観てもやっぱり最高だけど、わたしは野沢那智さんのジョン・マクレーンがやっぱり好きですね笑 といいますか、ジョンだけでなく、全てのキャラクターのセリフが字幕で観てても日本語で頭の中に響いてきて、どれだけ繰り返し観ていたのか思い知りました。
野沢那智さんはほぼアドリブでジョン・マクレーンを演じていたそうですよ。
「日曜洋画劇場」盤の吹替が入ったディスクって売ってないのかしら⁇
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