一

密告(たれこみ)の一のレビュー・感想・評価

密告(たれこみ)(1968年製作の映画)
-
冒頭、タクシーの中でトンネルのライトに照らされる安藤昇の顔がもうかっこよすぎ。いつもの汗くさい東映ヤクザものとは違う低温の洒落たノワール復讐譚。そこに際立つ安部徹の熱い死にざま。濃すぎる霧のクライマックスとかカタワの高松英郎の仕込み刀とかケレンがあってうれしい。そんで最後の雨。すばらしい。
一