たかちゃん

ザ・ディープ・ハウスのたかちゃんのレビュー・感想・評価

ザ・ディープ・ハウス(2021年製作の映画)
2.7
ユーチューバーの男女が湖底に眠る家を探検する。家の中に2遺体。拘束された姿。そして何者かがいる気配。そして2人は家に閉じ込められてしまう。エアーの残量も僅か。家から脱出できるのか。
湖底は暗く、ライトの灯りだけなので、周囲全体が見えるわけではない。それがホラー効果に寄与するわけではなく、何が起きているのかわかりにくいのだ。家には何者かが潜んでおり、2人は家に閉じ込められ、エアーの残量は僅か。お膳立ては面白そうなのに、謎は解明されることはない。湖底の人は現実なのか、幻覚なのか。不気味な案内人も思わせぶりなだけで、ハナシに絡んでこない。2人の主人公もユーチューバーでは感情移入できない。事件の解明とか、諜報活動とか、目的を持たせた方がよかったのではないか。それでも『屋敷女』の監督だから、期待は大きい。結果、つまらなくはないけど…。『屋敷女』を超えるのは難しいのだ。思えば、海底を舞台にした作品は失敗作が多い。『テンタクルズ』や『吸血髑髏船』といった駄作、愚作は山ほどあるが、良作は『アビス』、『ジョーズ』など、数本しか思い浮かばないのだが…。
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