今日の試写会は『ピンク・クラウド』マスコミ試写会。
10秒触れたら死んでしまうピンクの雲。雲と言っても人間の背丈ほどの低さに垂れ込めてくるピンククラウド。
突然起こったこの現象に、外出禁止令が出され、実質上のロックダウンのような生活が始まる。
2017年に脚本が書かれ、2019年に撮られた作品がコロナ禍のロックダウンを予見したかのような作品になっているのが話題の本作は、サンダンス映画祭はじめ世界各国の映画祭で注目され多くの賞を受賞している。
『コンテイジョン』のようなパンデミックものでも、医療ものでも、怪現象を解決しようとする映画でもない。
ただただ、外に出ることのできない世界で、部屋に閉じ込められた男と女のロックダウン下での生活を描いている。
それが何なのか、全くわからないままで、死のピンクの雲が空に浮かぶ世界は、『トワイライト・ゾーン』とか『ウルトラQ』とか『世にも奇妙な物語』みたいな “if” の世界。
ブラジル発のロックダウン・スリラー。公開は2023年1月27日より、全国ロードショーです。