［ A Nuvem Rosa / The Pink Cloud / ピンク・クラウド ］
10秒で人生を終えるか、
いつ終わるかわからない状況の中、
素性を知らない他人と
理想の人生を捨て狭い世界で生き続けるか、
あなたはどちらを選択する…？
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ピンクの可愛いらしい☁️
これ10秒で人を死に至らせるんですよ
なにその雲！？
とはなりますがそれはわからなくて良い、
むしろ一つのこの映画のルールだと思えば良い
突如屋内へ避難要請、
家、コンビニ、学校、とにかく屋内で良ければ良い、外気に触れなければ問題はない。
そうすれば命は助かる。
問題はいつ終わるかわからないこのルールだ。
少し待てば1〜2時間で収まるなら待てるだろう。ましてや収まる時間がわかっていればその時まで何かをしていられるはずだ。
だがこの避難要請がいつ収まるかわからない、もしくは無期限状態だとして赤の他人との共存の中人はどう行動するのか…
元の生活の為に仕事も諦めず、恋人を忘れないでいるか、
もしくは、赤の他人とは仲良くなり元の生活を諦め新しい人生へと幸せになるか、
まるで実験の様な映画でもあり、
私達が経験した新型ウイルスの状況に似ている映画だ。
ただこの映画はコロナ渦が蔓延する前にできた事に驚きだ。
個人的には、今となっては経験があるからこそ重要視して今作を観ているが、もしウイルスが蔓延していなかったらこの映画を重要視せず単なるSF映画として観て捉えているのだろう。
状況に応じて人は変わる
天気予報を見て
折りたたみ傘を持っておくのと
普通の傘を持ち歩くのでは違う、
晴れた時にその持ち物が荷である事を感じるのと同じなのだろう。
一色に染まるディストピアな世界
襲いくる謎の物体にではなく
その時の状況、経過、心理的な所へフォーカスしたロックダウン・スリラー
私達が経験している現状に近く、
いつ終息するかわからない環境の中、
幸せの為に新しい人生を作るが、
心に雲がかったもやもやは晴れない☁️
2023/No.003試写会
