突然発生した"ピンククラウド"
その雲に触れると10秒で死に陥ってしまうことから、人々は自宅での待機を強いられる…
このシチュエーションと規模はまさにあの"コロナ"を彷彿とさせるものだが、コロナ禍のはるか昔に企画が立ち上がり撮影に至ったというのだから驚き。
「外に出たら死」とまではいかないが一時期のコロナウイルスはそれほどの脅威を放っていたと思う。なので作中のキャラクター達の閉鎖された空間での生活、外に出たいという葛藤は痛いほど分かった。
恐らくこの部分は誰もが共感できる作りになっていると思う。
作中の音楽、色使い、演技や脚本まで全て素晴らしく
「狂気」を描いた映画とは思えないくらいオシャレな作品だった。
ただマーケティングを見て、迫り来る雲から逃げまくるB級パニックスリラーものを期待している人は1人残らず好きになることはできないと思う。
映画を見終わったあと外に出ていいのか不安になった。そんな映画でした
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[脚本面]☆☆☆
[映像面]☆☆☆☆
[ストーリー性]☆☆☆
[オススメ度]☆☆☆