自分としても、結局観るのがワリと遅くなって⇒んでソレが好かったのか悪かったのかがイマイチ判然としない…みたいな感じでもあるのですケド、ソコは同様に、作品としても（この奇跡的な）公開時期が実は正しかったのか否か、というコトには為ってしまってるとは思うのですよね。要はコロナの所為で、本作が本来意図するトコロの「寓話」としては真に迫り過ぎている一方で、逆にスリラーやホラーみたいなモノとしてはキレが無さ過ぎる（⇒現実のコロナ禍の方がよっぽど切実だったから）と思ってしまって已まれないのですよ。
ある種、コロナ前に書かれてコロナ前に撮った…というワリにも、発生する事象に共感（とゆーか感情移入的なモノ）が可能なトコロとゆーのは、今作がかなり好く出来ている作品であるコトの証明だとも思われるのですよね。でも、そのワリにもやはりちょっとリアリティの方は無さ過ぎるとゆーか、例えば「結局何年経ってんだ！」みたいなトコロも在る…としか言い様が無くてですね。。正直、だから重ねてやっぱ「共感は出来る」んですケド、諸々の描写に逆に「ソレしか出来ない」とゆーか、ユニークさとか驚愕とか恐怖とかそーいう（本来意図したであろう）モノがどーにも感じられてゆかないとゆーか、なので私の結論としてはやっぱ「タイミングは（物凄く＝奇跡的に）悪かった」という感じなのですよね。
まあ、大いに宣伝にはなって興行的には決して悪い結果ではなかったのではねーか…とも思いますケドも、個人的には50年後位にもう一回観たらどーなるかな…な～んて思ったりも。。
