コーディー

恋は光のコーディーのレビュー・感想・評価

恋は光(2022年製作の映画)
4.0
試写会で鑑賞。

恋する女性が光って視える西条と3人の女性による恋模様、と考察。可視化により更に定義が難しくなる恋とやらw衝動や理性など芽生える感情も人それぞれ。そんなキラキラに反した論理的言及が妙に可愛く真理に迫るほど切なさも帯びる…
相手への好意に心と頭で誠実に向き合う良い映画!好き!

北代、東雲、宿木。3者3様の定義で恋を紐解く女性陣が魅力的で、もはや恋愛劇というよりディスカッションwけどちゃんと言葉に心も知性も通ってるからどの主張にもそれなりに頷けるし程良い面倒臭さにも好感が持てるw
特に北代を演じる西野七瀬さんの近くて遠い絶妙な幼馴染感、細かな表情の演技が最高!

まあ〝これは恋なのか?〟にひたすら惑うもどかしさや理路整然とした哲学的な考察にちょい疲れるしwキラキラは置いといて、こんな奴いるか〜な浮世離れ過ぎる部分もあるけど〜ファンタジックな要素を曖昧にはせず何とか結論を導き出そうとする、こんなに恋そのものに向き合ったピュアな物語も珍しい!

フワフワと恋に揺られ揉まれる4人の立ち往生も最高やったしw主要キャスト全員良かったけど、何つっても伊東蒼さんが今回も場面をかっさらう素晴らしい存在感。
やっぱ只者じゃないなw