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恋は光のAPlaceInTheSunのレビュー・感想・評価

恋は光(2022年製作の映画)
3.8

映画評論家の中井圭さんという方がSNS上で絶賛してたので鑑賞。
その絶賛具合がめちゃくちゃ異常でどんな映画なんだろうと思っていたのだが、自分にはそこまでピンと来なかった。

北代(西野七瀬)、東雲(平祐奈)、宿木(馬場ふみか)、三者それぞれ違うタイプの女性が主人公の西城(神尾楓珠)を惑わし、かき回し、さぁ誰とくっつくか。
、というラブコメの王道展開なんだけれど《恋とは何か》という形而上学的問いを全員で導き出す面白さと、恋する女性にキラキラ✨輝く星が見えるというSF設定が物語にアクセントを加えている。

北代と西条が清流でアユ釣り(もしくはヤマメ?)するシーンが印象深い。いや大学生があんな渋い遊び方するか?って感じが西条らしいし、釣った魚をその場で塩焼きしたの美味そうだった。

三者三様の良さがあるものの、他人の恋人となると燃えてしまい、奪いたくなる宿木のパートが楽しかった。倫理や理屈じゃなく衝動的な行動原理が良い。
ドラマ『カルテット』では吉岡里帆演じる有朱、『この恋を思い出していつか泣いてしまう』では高畑充希演じる木穂子みたいな《痛いヤツ》を支持する派。
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