戦前のサイレント映画。活弁付上映で。
愛読書『星の王子さま』にはこんな一節がある。
“おとなの人というものは、そんなものです。わるく思ってはいけません。子どもは、おとなの人を、うんと多めに見てやらなくてはいけないのです”。
うまく言えないけど本当に面白かった。子役のまた上手なこと。
「お金を稼がないとご飯が食べられないなら、ご飯を食べなきゃいい」
そんなオトナに対する意地っ張り、私もやったなあ。
半日も持たない貧弱胃袋っぷりも本作同じくで、思わず笑みが。
「生まれてはみたけれど」社会のルールを受け入れて、誰にも褒められなくても一歩ずつ歩いていくしかない。
それがコドモ心に、うんと馬鹿馬鹿しいことであったとしてもね。