信友直子監督自身の両親による老老介護の様子を収めた「ぼけますから、よろしくお願いします。」(2018年公開)の続編ドキュメンタリーです。
脳梗塞を発症した認知症の母親と、新型コロナウイルスの流行禍で面会がかなわなくなってからも奮闘を続ける父親の姿を映し出しています。
母親が目の前で「死にたい」と叫び 「包丁を持ってきてくれ」とわめいているところを撮影し、編集してしまう監督の覚悟はやはり凄い、凄すぎます。
そして最高に驚かされるのは父親の生命力とその強さです。妻の入院後、妻が自宅へ戻って来たときのためにと98歳にして筋トレに励むその姿にホント感動しました。
実際の娘だからこそ、撮ることのできたドキュメンタリーですね。住友家の最高の家族愛がつまってます。私もこんな夫婦になりたいと思いました。