私の祖母は胃瘻はしなかったけど、倒れてから点滴で一命を取り留め、水で口を湿らせるだけで亡くなるまで2週間意識ははっきりしていた。
おしゃれだった祖母にとってはとても残酷なことのように感じた。化粧も入れ歯もしない姿なんて本当に見せたくなかっただろうし、実際お見舞いに行くたび言っていた…「早くお迎えが来てほしい、こんなはずじゃなかった」って。
また、祖父の時は施設でしばらく過ごしていた時のむっつりとした不機嫌な顔が印象的。立派だった祖父が、オムツで車椅子で、ひ孫ぐらいのヘルパーさんに子供扱いされて。
とまあ、自分の身近な老人を思わずにはいられないドキュメンタリー。お母さんは嫌だっただろうけど、可愛い娘のためなら全てを曝け出すことができたんだろう。
かっこいいのはお父さん。ユーモアがあってタフで甲斐甲斐しい…惚れてまうやろ！
こんなふうに、飄々と生きたいけど、やっぱり100歳って長すぎるな…
