ロアー

カーリダスのロアーのレビュー・感想・評価

カーリダス(2019年製作の映画)
3.3
カーリダス警部は若い女性が相次いで転落死する事件を追っていた。
捜査にかかりきりで家に寝に帰るだけのカーリダスに対し、妻は怒りと悲しみを募らせていく。そんな妻の前に、2階の空き部屋を借りたいと言う男が現れ・・・

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#インド大映画祭 鑑賞作品4本目。
オチが読めてしまう・・・というか、大事な要素がうっかり遠目に見えてしまっていたゆるふわミステリー。

被害者のスマホから怪しい番号を入手 → 逮捕に向かう → 逃げられる → 捕まえる → とりあえず殴っておく → 犯人ではないようだ → でもとりあえず留置所にぶち込む。そんな繰り返し。どんなに捜査しても真犯人が指の間をすり抜けて行くようなもどかしさがあるけど、そもそも指の間がめっちゃザル過ぎるだけであって、もしかしたら最初の現場でちゃんと指紋の採取をしていたら秒で犯人が捕まったかもしれない案件。
凄腕っぽい刑事が出てこなかったら永遠に未解決だったかもしれない。こんな捜査方法だからオーバーワークで家に帰れなくなるんじゃ・・・

まあ、誰が悪いとも責められない悲しい事件でした。
《青い鯨》の事件に触れていたのも良き。
ただ、あの人がアレからアレになるって中々の詐欺じゃないかとは思う。別人過ぎるし一体どんな経歴よ。
とりあえず眼鏡キャラが眼鏡を外した途端に興味が失せて、逆に非眼鏡キャラが眼鏡を掛けた途端にちょっと良いかもと思ってしまう私の性癖だけが揺るがない真実でした。
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