バリカタ

サバカン SABAKANのバリカタのレビュー・感想・評価

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)
2.0
課題図書みたいな話

うーむ。夏休みの宿題の読書感想文用、課題図書みたいなお話。

今の子供たちには。今なかなか味わえない冒険を、
昔、子供だった大人たちには、ノスタルジーと思い出を。
そして、こんな家族や友達との人間としての関係性があったんだよーって、作品。
「あの頃はよかったよなぁー」って話かな、一言で言うと。

まー、話の展開は力技が多めです。出会わせるための「それ」とか、終わらせるための「それ」とか、
僕が苦手な結果を導くためだけに存在するエピソードや設定が山盛りでして。

だから、なんだろな、二人の冒険が、チープに写り、関係性の深さにまで至ることができなかったんですよね。確かに思い出深い1日ではあったよ?でもね・・・もっとこう・・・あるんだよっ!

でもこの作品にはなかった、それが。
監督が憧れた少年時代を映像にしたんじゃ?