“キンタマばーか掻きよるとーちゃんばい”
くそーめちゃくちゃ良かった。
ビンボーで孤立した少年と過ごした一夏の青春を描く。
周りにバカにされた時。
クスクス笑ったひと、困った顔をしてこちらを見ていたひと。
一瞬の出来事だったはずなのに何年経っても鮮明に覚えてるんだよなぁ
そんな酸っぱい記憶がフラッシュバックするような、とてつもなくエモーショナルな一本だった
ヤンキーから守ってくれる優しさも
まだ出した事のない、勇気を引き出してくれる姿も
恥ずかしそうに話す夢も、
愛の感じる“ばかか”も。
全てが青春と呼ぶにふさわしい瞬間で
全てのシークエンスがラストで爆発して
私の涙腺も爆発してしまった
友達認定してもらえず、いたずらに無視してしまう
あの感情も分かるんだよなぁ。
“かぁちゃんの前ではめぇめぇ泣くんでねぇぞ”
あぁ、始まりから終わりまで良かったよ。