りょうすけ

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのりょうすけのレビュー・感想・評価

4.0
邦題:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
原題:Everything Everywhere All at once
制作年:2022年
監督:ダン・クワン、ダニエル・シャイナート
キャスト:ミシェル・ヨー、ジョナサン・キー・クワン
上映時間:139分
鑑賞方法:2022/8/22米iTunes($5.99) 英語字幕
2023/3/12 ユナイテッドシネマ浦和 IMAXレーザー
メモ:
海外で超話題のA24マルチバース映画。「スイス・アーミー・マン」「ディック・ロングはなぜ死んだのか?」など破茶滅茶な映画を世に放ったダンとダニエルのコンビが製作した作品で現在A24の10周年企画でrotten tomatoesが行っているA24の64作品中のベストを決めるトーナメントでは「ミッドサマー」「へレディタリー」「エクス・マキナ」と肩を並べてTop4まで残ったほどの作品。

海外では今年3月に公開され高評価を受けていたものの日本では全く音沙汰がないので劇場公開前に米iTunesにてレンタルして鑑賞。

夫や娘との関係に加えて仕事もうまく行っていない中国系移民女性のエヴリンがある日、別次元の夫からマルチバースの存在を聞かされマルチバース全体の脅威となり得るジョイ・トゥパキと戦うことを強いられる。

「スパイダーマンNWH」や「ドクター・ストレンジ MoM」で描かれたマルチバースは過去に登場したキャラクターがもう一度登場するというファンのためのサプライズとして展開されていたので本作におけるマルチバースとは少し意味合いが異なるかもしれない。むしろこちらの方がマルチバースをうまく活用している。

先日還暦を迎えたミシェル・ヨーのアクションシーンも魅力的だが、それ以上に「家族」というテーマが前面に出た作品で、他の方のレビューで泣けると聞いていたが本当に泣かされるとは思っていなかった。物語もわかりやすく笑えて泣ける、一言で言えばそんな映画。

ただ監督が監督なので今回も当然、下ネタがあるので苦手な人は注意。まぁ前2作ほどではないけど笑

英語のレベル的にはそこまで難しくはないと思う。高校レベルの英語が理解できれば8割以上理解できるくらいかな?もし劇場公開まで待てないって人がいれば観てみるのも全然アリだと思う。

(追記)2023/3/12
初鑑賞から半年。画角のことがあるので浦和のIMAXレーザーで再鑑賞。英語字幕ではわからなかった部分もわかって最高の映画体験だった。IMAX画角のシーンはないものの、様々な画角の映像に切り替わる作品なのでシネスコのスクリーンよりIMAXがベスト。普段迫力のある映画は出来るだけIMAXで観るようにしてるが、数年に一度の絶対にIMAXで観ることを勧めたい作品だった。浦和のIMAXは座席もゆったりしているのでおすすめ。花粉がひどくって後半目薬をさしながらじゃないと鑑賞できなかったのは残念。
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