takebouki

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのtakeboukiのレビュー・感想・評価

3.8
シュール。石のシーンが好き。マトリックスぽいと感じた。カンフーだし。かなり寝不足で見たので、畳み掛ける展開に寝落ちしそうになった。頭クリアにして観ないと置いてきぼりくらいそう。個人の問題が世界や宇宙に直結するというSFではよくあるパターン。それを多元世界でやりましたという映画。

他のユーザーの感想・評価

yukie

yukieの感想・評価

3.0
ポリコレにのっとった保守的な話で、イライラしたし、なんでこれがアカデミー賞なのかわからないけど、娘の演技は好き。
あと、カナダ人の若い人がめちゃくちゃ絶賛していたのもわかる気がする。
目を閉じてしまう(疲れる)ほど、サイケというやつ。

最近医学部9浪で母を殺害した人(同世代の娘)の記事を読んだり、ジャニーズの性虐待のニュースをみて衝撃を受けて、親子(擬似親子)ほどトキシックで、愛という言葉ほど怖いものはないんじゃないかと思った。この物語もやたらと親子の愛を強調されるけど、親子以外のセーフティネットが子どもにある社会じゃないこと、権力者の抑圧が委譲され委譲され最終的に母親に落ちていることが問題だと思う。お母さんが強くなることではそれは満たされない。

ちんちん、お尻の穴、LSD、犬を飼う女(キューティブロンド)を見せ場にしているところが、ダニエルたちのやりたいことの本質であり、ポリコレ風味にするから、後になってさらにイライラしてきた。ガンパウダーミルクシェイクのミシェルヨーの方がアクションかっこよかったし。
アイナ

アイナの感想・評価

3.0
自分はハマれなかった民、、
でも石のシーンは好きだし、アクションシーンは大迫力!
俳優さんはもちろんだけど、スタントマンさん達がすげぇ。特にクロちゃん似の方が印象的。
探してみて〜
期待が大きかっただけにそこまででは……という印象。面白かったけど、他にもっといい作品はあるのでは?
マトリックスのような世界観と設定で始まったのは古のSF映画好きとして嬉しかったです。ダウンロードの下りとか。
ただ、終始力押しでメリハリがないため、これだけ派手でも眠くなる。途中の長い語りシーン、よく聞いてたらそんなに内容もないのでめちゃくちゃ眠かったか……
ミシェル・ヨーはやはりめちゃくちゃいい女優さんでした。これからのハリウッドでの活躍がとても楽しみ。
クライマックスも、そこに至るまでの娘との関係性の積み上げが弱いためそこまで感動はせず……。
娘のファッションショーはとてもかわいかった!いわゆる「Kawaiiファッション」でしたね。観ていて楽しかったです。
亜井譲

亜井譲の感想・評価

4.0
ha,ha,ha
トロフィーは、うん、そう使うよね
2001年が台無しだ(褒めてます)
嫌いにはなれない、かな
ミシェル・ヨーさんはホントすごいですね、めちゃくちゃ説得力ある
石(岩?)のところで心打たれるのは、スピリットだけになって邪魔するものがなくなった時の純粋さなのかなぁ

このレビューはネタバレを含みます

本当にしょうもないしくだらないギャグ(褒め言葉)はスイスアーミーメン同様。
でも普遍的な家族や愛の話も絡めていて自分はすごく好きです、もっと評価高くてもいいのに、、

映画冒頭2.3分間に合わなくてめっちゃ後悔したけどそれを巻き返す面白さ、2001年やウォンカーワイぽいシーン、たくさんのジャンルを一度に楽しめる作品でした。

あの時こうだったら、ああしていたら…と誰もが考えるし、今の人生1番最悪!と考える時もあるけど結局どの道だって良いことやな事あるしこの世界線でしか今の自分は存在しないのだから、いつか'呼び出される'その時が来るまで、経験値をたくさん積もうと思いました。

音楽も最高。
カンフーとマルチバースを使ったヒューマンドラマとでも言いましょうか。

Part1では、いきなり過ぎて訳わからない展開をやっとの事で理解。
Part2は、もっとカオスになっていき、
Part3の頃には、気づいたら涙していた。

衣装やセットが作り込まれてて素晴らしかった。

衣装のデザインやスタイリングを担当したシャーリームラタさんは、LAの知人のパートナー。
近々LAに行くのでその時、『見たよー』と報告する予定。
現代版2001年宇宙の旅かコレ?
映画好きなら好きだと思います
個人的には大好物でした。
途中でお客さん6人くらい帰ってった(笑

レミーの美味しいレストラン
ちよ

ちよの感想・評価

4.5
ほんとうにカオスだしアホだったけど感動した。後ろの席の人めっちゃ泣いてた。面白かった。
私もなんだかんだで古い人間の部類の入る方なのかもしれない……。

ところどころ理屈は理解できてましたけど、それをおもしろいと思えるかどうかは、もう、世代が違うような気がしてしまって。あるいは、いろいろ手順を踏んで年を重ねた人は楽しめるかもしれないですね。最新のゲームはだいたいかじってきたとか、DCU作品を一通り追いかけてきたとか、あと、アメリカのヒットチャートに精通している人は映像的にこういうのを受け入れられる範囲が広いかもしれない。それと自分、まず相性の悪いA24作品ということを忘れてました……。今までA24はおもしろいと思ったことがあまりないどころか、途中脱落も多かったんです。

ネット上のネタバレ考察している人のページも二つぐらい読んだけど、それでさらにそういうことか、と理解は深まりますけど、それ、どこがおもしろいの? となってしまいますね。ああ、ちょっと落ち込むわ……。これがなんで各賞総ナメなのかまったくわからない。今日は映画観たあと、他にも出かける予定を立ててましたが、なんか落ち込んじゃって、まっすぐ家に帰ってきました。

というわけで、楽しみにしてた映画だったんだけど、私には合いませんでした。
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takeboukiさんが書いた他の作品のレビュー

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.2

家族映画。好きなことして食っていけるのは素直に羨ましい。父も母も身勝手なら息子もまた然り。好きなことをしろと、ハッキリ言う母。当初は否定的で、結局最後は半ば諦めたかのように認める父。相当両親にトラウマ>>続きを読む

前科者(2022年製作の映画)

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自分には本音で向き合える人がいるのかと振り返る

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3.6

母から父への清々しいほどの純愛。雪深い田舎の風景や音楽が侘しさを引き立てる。回想がカラーで現代が白黒なのも良い。建て替える校舎の梁に巻き付けられた赤い織物が味わい深い。

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3.8

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最初から最後まで妻子を愛するということに変わりはない。息子の思いに気付く時少し泣けた。何分かしましく仕方ない。