SFアクション家族ドラマ
パンフの情報しか入れてなかったけどカオスを売りにしてるということで映画仲間と見にいった
【感想】
別世界線の自分の能力持ってくるところは面白かった!
ただ見覚えのある設定だけど
もっとマルチバース設定が故の混沌とした映画なのかと思ったけど大きく関与してる世界が大方2つしかなかったり
初っ端から家族テーマですと強めに主張入れてたりと注目すべき点がハッキリしていて割と頭使わんで楽しめる作品なのが意外だった
もっとしっかり見とかな混乱するタイプかと思ってた
映像表現についてはちょくちょく面白かったけど作品としての評価はまぁまぁかな…
大衆向けな映像(アクション、おふざけetc)をなんぼか挟みながらテーマを表現するのは良いんだけど脚本が荒削りでラストも感動できそうな映像でゴリ押しした感が強かったのがどうもね
で、メッセージも家族愛に人に愛を持って接する事、自分の可能性とここぞとばかりにメッセージ詰め込みまくっていて
ダメじゃないんだけど結局どれを1番言いたいのかようわからんし
都合の良いキレ事抜かしてるようにしか感じないし
そんだけ主張するならせいぜいもうちょい丁寧に時間割きながら伏線張ってからやれよと感じてしまった
また初っ端から説教くさい感じがずっと続く上に合間におふざけ&バトルが挟まるという感じが故
個人的にはもっとおふざけ満載ジェットコースタームービーかと思ってたのも相まって
コースターのレールに乗れなかったというかレールの上歩かされてる感が強かったかな💧
だから冗長で映像的見映えするシーンが来るまで何度も飽きがくるというね💧
まぁ、見る前のこちら側の思い込みのせいなんかも知らんけど
あと、カオスさについては流石にアカデミー賞取る作品はカオスさを表面だけで演出するに留めますよね…
映像表現だけでなく撮影技法も編集、脚本も何もかもめちゃくちゃな本当のカオスな映画ことZ級映画を最近見てしまってるんでいかんせん
良くも悪くも冷静に見れた
見終わってから思ったこととしては今作がこんだけ評価されるなら「クラウドアトラス」がもっと評価されても良いんじゃないかと感じた
クラウドアトラスから真面目さや感動、メッセージ性、脚本の出来を薄めて
バカバカしさと説教臭さを押し込んで大衆向けにしましたってのが今作のイメージ
まぁ、クラウドアトラスとテーマは違うけどね
最後にアクションに関しては悪くなかったけどやはりミシェルヨーもお年なのでスタントダブルが目立ちましたね…
久しぶりにヨー作品見とこうかな…