大多数の社会人が現状のある種ルーティンと言ってもいい生活をなんとなくこなしていると思うけど、そういう人には漏れなくぶっ刺さる映画ではないかというのが一番の感想。
現状に漠然とした不満があったり、あの時こうしていれば良かったなという悔恨の念は誰しもが抱えるもので、そういった感情へのアンサー映画とも言える。
マルチバースやバタフライエフェクト的要素を、こういった多くの人間が経験するであろう感情と巧みに絡めた革新的な映画だと思う。
誰しも無限の可能性があるし、いつどこで何をしたっていい、まさに天馬行空。