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テオレマ 4Kスキャン版のゾのレビュー・感想・評価

テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)
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後半荒唐無稽すぎて意味わからなくて寝てしまった、女中がキリストのように奇跡を起こし草のみを食べ浮遊していたのはおかしみがあって良かった。前半の青年がじわじわと家族を蝕み狂わせているパートがいちばん良くて、ひりつくような2人の空間に満ちた独特の臭気までこちらに伝わってきた。そっちがメインでラストはささーっとめちゃくちゃになる様子を描いて終わりかと思っていたのでそこは予測が外れた。もっと青年の魔性を堪能したかったな、、、。「この、聖なるもの。」というキャッチコピーは不思議、青年はどちらかというと魔なるものに見えるけど、普通の人間にとってどちらも大して変わりはないということなのだろうか?ラストは荒野になびく男の体毛がなんとも哀れで好きだった。テレンススタンプ、ラストナイトインソーホーにも出ていたのか!全然印象が違う、数十年が経っているので当たり前かもしれないが、、、アンヌ・ヴィアゼムスキー、全部のパーツがひとつひとつ印象的で、完璧な配置をされた神秘的なお顔立ち、そしてポニーテールが世界で一番似合う、、、、好きだ、、、、
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