T3K3

すずめの戸締まりのT3K3のネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

IMAX/2D/日本語


誰におすすめされてもついぞ観ることのなかった新海誠作品を初鑑賞。

ロードムービー、好き。恋愛要素は、邪魔。

とにかく映像が綺麗。個人的に毎晩YouTubeで垂れ流してるような廃遊園地や、見覚えのある東京の風景を描いたハイクオリティなアニメーションは、それだけである程度満足できちゃう。声優もみんな上手。神木くんなんかエンドロールでやっと気づいたよ。

ストーリーに関しては、特に刺さったところもなければ言うことも特になし。終盤の感動(できるであろう)シーンも、「草太お前めっちゃ鈴芽のこと好きじゃん…それで教員志望とか…なんか大丈夫か…?」のモヤモヤが邪魔をして入ってこなかった。序盤ではちゃんと帰れって言ってたし下心ではない純度100%の好意だとは分かってるけど。それでも。

てか教員と閉じ師って両立の難易度が高すぎるだろ。フリーランスのWebライターとかになれ。

唯一感情を動かされた場面が、『3月11日の朝にも変わらず交わされた多くの「いってらっしゃい。気をつけてね。」』でした。ただこれって、東日本大震災という"事実"に心を痛めてるだけなんですよね。この"作品"によって、ではない。

まあ過去作も見たくなるくらいには楽しめました。
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