奎慧

すずめの戸締まりの奎慧のレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.7
ギリギリまで作り込もうという制作側の気持ちが伝わってくる美しい作品でした。
 冒頭からほぼノンストップなテンポが観客を飽きさせずに共に日本を横断してる感覚にさせてくれましたが、ミミズの事や扉の事を説明する場面にもそのテンポの速さが影響してしまっているような気がしました。説明してくれていても早口に感じ、初見ではついていけない部分もありました。

この作品はもう30分あれば4.5以上をつけられるような最高の映画になっていたかもしれないとも思います。
 
 君の名は、天気の子とヒットを続けてからの新作にもかかわらず、観客にデジャヴを感じさせないストーリーは、流石の新海誠監督でした。

他のユーザーの感想・評価

タカセ

タカセの感想・評価

4.0
比喩ではなく、真正面から3.11を扱った事が素晴らしい。
過去を受け入れ、けじめをつけ、前に進むために、「戸締まり」をして「行ってきます」と言う。
地元が出てくるのは嬉しいですね、、この前行った旅行先までとは笑 知らぬ間に聖地に行ってた笑 ダイジンが可愛かった😂

このレビューはネタバレを含みます

良かった!
始まりからラストスパートのような盛り上がり。未成年がその身ひとつで小旅行みたいなのが古の映画の「学校Ⅳ」みたい。
鍵をかけたときの音が、映画館の大音量で聞きたい音。新幹線のやり取りがいい雰囲気だった。マップの移動速度速いとか富士山見たかったとか可愛いし、それに低目のテンションで返す草太もおもろい。
すずめの明日はくどい感じがした。異空間に飛ぶ設定なのにタイムリープ?でもそもそも母に会うのもおかしいかな?大臣はなんとなくわかるけど、左大臣よくわらなかった。なんでお守り石解けたのか、いいやつなのか悪いやつなのか。結局草太が戻るのもちょっと都合がいいような。
キャスト○END◎虚無感◎感動○背景◎
ミユウ

ミユウの感想・評価

3.9
なんてゆうか、ぱっと感想が出てこやんくて。
よかった、
、、なにを自分が良かったと思ったのか
雨の中のサービスエリアの2人、2匹のシーン
巨大ミミズ
怖かった
今もどこかで闘ってくれてる閉じ師のおかげで地震が防がれてるんかな
観た後にインタビューで読んだ、新海さんの「場所を悼む物語にしたい」が腑に落ちたし、今、このタイミングで見れてよかった
Ryo

Ryoの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ラスト30分で号泣😭日本人だったら泣いちゃう。ズルいなあ。インナーチャイルドは監督の一貫したテーマだね。たまきさんが深津絵里だったのは全然気づかず、さすがだった。

それまでのロードムービーは長め。まだ頭が整理できないけど、ちょいちょい気になった点がある。
一目惚れっていうのはわかるんだけど、すずめはなぜそんな急激に草太くんの事好きになったのかが不明だった😅
ダイジンに怒ってたけど、あの要石を解放したのはすずめだよね?(もし寝落ちしてたらすみません。)

ちょっとジブリ化してる?オマージュ必要なの?音楽の使い方はよかったなあ。昭和歌謡とか。新海監督と同世代な安心感。



確かに日本にはアストラル(想念)の世界で地震を止めるお仕事をしている(神に仕える系)人が何人かいるらしい。富士山を鎮める人とか。そんな事が頭によぎった。JKには無理よー。

でも新海監督の想像力、創造性は素晴らしかったです!
かのや

かのやの感想・評価

3.0
思ったよりハードだった。
もっとファンタジーよりのキラキラした話かと思ったら、震災がメインで私にはまだ少し辛い。
でも、もう12年なのか。
そして、廃墟は廃墟のままなのか。
そうだよな、東北いくと割と廃墟あるものな。
リアルに思いを馳せてしまって、物語に耽溺出来なかった。

しかし、芹澤くんも稔くんもいい男だな!
そして懐メロの選曲古いなw
芹澤くん、おばあちゃん子とかなんだろうか。
ららら

らららの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

泣くのめちゃくちゃ我慢した。
どうあっても泣くだろってシーンが三回あった。

ドルビーでみるか迷ったけど、みればよかったな。音も絵も綺麗だった。


周りの話し声がうるさくて、初めはイライラしていたが、地震速報がなったとたんシーンってなったのが印象的だった。

震災の当時のニュースや空気を思い出した。
みおわって震災について調べた。
忘れてたわけじゃないけど、みてよかったと思えた。
Mashirahe

Mashiraheの感想・評価

3.8
話がデカくなってちょっとん?てなることが増えました
今回は必殺技の1つRAD走りが封印気味なのでイマイチ上がり切りませんがなかなか攻めたセリフや構図なんかもあったりして、クライマックスもなかなかに素敵で全体的には面白かったです
中西

中西の感想・評価

4.6
想像の5倍くらい良かった…

初期の頃の新海誠の文学性とエンタメ性が上手い具合にマッチしてて2時間楽しく見れた。

また、ジブリへのオマージュっぽい要素が幾つも見られるのは、恐らく星を追う子供のリベンジなのか…プロデューサー川村元気が新海誠の尻を叩いたのだろうなと邪推。


初っ端はまんま星を追う子供だなぁと思って見てたけど、その後の展開にぶったまげた。


ミミズは明らかに『かえるくん東京を救う』だが、地下を蠢いていたミミズくんが地上に出てくると言う設定はめちゃくちゃ怖い。

また、そんなミミズは人の思いが失われると現れて、人知れずそんなミミズくんを鎮めるために犠牲になっている人がいる…
それはまさに今の日本とマッチしていてかなり見入ってしまった。

災厄を止めるのが前半ならば、後半は災厄によって犠牲になった人々を救う物語。

これまでにも多くの災厄が新海誠作品で描かれてきたけれど、それらは災厄のメタファーでしかなかったが、今作ではガッツリ震災を絡めて描いてくる。
ここまでガップリ四つで震災と向き合う映画ってのもなかなか勇気がいるのに、やっちゃうところに力量を感じざるを得ない。

いち小煩い映画オタクとして今回は完敗だ!!!(いったいなにと戦っていたのか…)新海誠すごい!!!めちゃくちゃ面白かった!!!
Karen

Karenの感想・評価

4.3
まずは新海誠と空の親和性が高すぎる。
過去作の空も好きだが今回の空は見惚れてしまった。

欧米の"i love u"文化がずっと羨ましかったけれど、この映画を見て日本の“いってきます"文化がとても大切な独自の言葉であり、まるで挨拶を通じての祈りのように思えた。
緊急地震速報が鳴るたびにあの日を思い出してビクっとしてしまったが、地震を風化させないためにもこの映画は語り継がれるべきだと思う。
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3.4

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 個人的にはネバーエンディングストーリーがほんの少しだけデジャブしました。
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