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すずめの戸締まりのテッペイのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.0
映像も綺麗だし、ストーリーもとても良かった!

要石が猫の姿になったダイジン。ダイジンの名の由来は、SNSで誰かが大臣っぽいと書き込んだことに由来しているようで、自然とそれが馴染んだようだった。

それはいいけど、気になるのはサダイジンの方。ダイジンから来ているであろう名前だけれども、なぜ”サダイジン”なのか?ダイジンは九州を抑える為の要石で日本でいう所の右側、それに対してサダイジンは左側という説がしっくり来る。

それにしても、なぜ要石は猫の姿になったのか?正直謎だが、草太の祖父とサダイジンのやり取りを観ていると、もしかして人柱的な事なのかと思えてきた。草太が要石となったように、昔の人も要石として人柱を用意していたのかもしれない。憶測でしかないけど(;^ω^)


ダイジンを追っかける道中、神戸のスナックのママであるルミさんに拾われたすずめ。双子のお守りと称し、スナックの手伝いまでもさせていた。

これって、風営法違反とかなんないのかな?所詮アニメの中の話だからいいんだけど、こういうの見て騒ぎ立てる人はいるからね。ちょっと心配になった。


この作品の中で一番魅力的なキャラクターだったのは、草太の友人である芹澤君だろう。口ぶりや振る舞いは乱暴だが友達思いなイイ奴だった。

愛車は赤いアルファロメオっぽいスポーツカー。懐メロを流し、大声で歌い、沈んだ空気を思いっきりぶち壊してくれるムード―メーカーな彼がとても良かった!! 

彼の声を神木隆之介がやっているのも驚いたけど、彼なら芹澤のようなキャラクターをも演じられる演技力があると思った。
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