木野エルゴ

クリーン ある殺し屋の献身の木野エルゴのレビュー・感想・評価

2.1
ゴミ回収業者のクリーンは、集めたジャンクを修理してリサイクルショップに売り込むことで生計を立てている。近所に住む孤児の少女ディアンダを気に掛けつつ、似たような毎日を過ごしていた。
そんなある日、クリーンはギャングのリンチ現場に遭遇する。背後から殴られ怪我を負い、ゴミ回収の仕事が出来なくなってしまう。
時を同じくして、ディアンダも不良連中と連むようになり…

世間から除外された者、トラウマ持ち、依存症持ち、巻き込まれる、ボコボコにされる、宗教が絡んでくるという、いかにもエイドリアン・ブロディが好んで作りそうな作品。実際プロデュースと脚本と音楽を自分でやってる。

監督もポール・ソレットで「バレット・ドッグ」と似たような雰囲気である。監督は違うがブロディが制作に関わった「チャペルウェイト」も方向性が似てる。

ブロディ、作りたい作品がハッキリしてるから合う人にはたまらないだろうなと思う。ただ、テーマを詰め込みすぎるところがあるから、そうじゃない人は「何が言いたい?」ってなりそう。毎度のことながら全方向に詰めきれてない印象があり、B級感が拭えない。

深夜枠で放送されてたら最後まで見て「悪くなかったね」ってなるだろうけど、映画館に行ったりレンタルしたりしてまで見る価値あるか?と言われると微妙。
ちなみに自分は吹替目当てでレンタルした。後悔はしていない。

ところでこの副題、やっちゃいけないネタバレやらかしてないかい?
木野エルゴ

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