なつこ

DEATH DAYSのなつこのレビュー・感想・評価

DEATH DAYS(2021年製作の映画)
3.7
昨年YouTubeで細切れに発表されたときは、正直「んー」って感じだったんですが(笑)再編集されて、ちゃんと1本の映画になったら、すごく魅力的なものになってた!編集って大事ですね。
編集は、映画のほぐし水なのかもしれない。

毎年無事終わるのを祈るDeathDay。
それでも子供の頃、20歳、30歳で、この日との向き合い方が少しずつ違うのが、この短い時間で、彼の生きてきた人生を感じる。

「死ぬ」って思うと、今が愛しくなる。

そうかもしれない。
死んだことはないけど、お別れとか、何かを失う直前になると、その周りの些細なことが、とても大切に思えるという体験は、誰もが少なからず経験してるのではないだろうか。

妄想バンド「DeathDays」楽しかったなーw
同時上映のメイキングで、あのシーンを何度も撮り直す様子が観れた。
素人から観たら、ノリで一発OKになっても良さそうなシーンだけど、あのこだわりが今作の独特の、不安定そうで安定したバランスを、しっかり作ってるのかもしれない。

彼の心を反映したような不安定な世界観からの、エンドロールの開放感!
エンドロール、シンプルな映像だけど、すごく好きですね。

そして今作は尺が短いのがいい!
こういう特殊な設定のものは、あんまり色々説明していじくりまわすより、このくらいの短い尺の方が新鮮なまま終われて良いと思う。

♪死んでなーいー!やったね!♪
なつこ

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