むろた

ミュンヘン:戦火燃ゆる前にのむろたのレビュー・感想・評価

3.6
ミュンヘン会談の裏側を描くあたりマニアックなストーリーがよき
静かに事実が繰り広げられるなか、ピリッと終始張り詰めた緊張感が伝わってくる

国際的連携で当事者のチェコスロバキアを無視し、戦争っていう手段への時間がかかり、廻り道になったとしても戦争以外での解決策(自国の利益だけじゃなくて)をもう少し考えるべきだったんだろうね…
その裏側で少しでも自分達が生きる時代をより良くさせたいからこそ、最後のタバコをふかしながら昔を振り返る2人のシーンで切なくなる

ただ全体的に中途半端に感じたので、もう少しヒトラーやチェンバレンの主要人物にフォーカスをあてたストーリーにして宥和政策の失敗を強調させるべきだと思う
むろた

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