品川巻

エンパイア・オブ・ライトの品川巻のレビュー・感想・評価

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)
4.5
映画のコマとコマの間には闇があって、そこに光を当てることで闇が見えなくなるという"ファイ現象"になぞらえ、人生は光と闇の繰り返し、辛い過去(闇)も光で埋め尽くせば消えてなくなるというラストのラーキンの詩に繋がる流れがあたたかい。
そして、背中のチャックも上がりきってないドレスを身に纏い、歯紅がついたまま壇上で差別を糾弾するヒラリー。普段着飾ることに慣れていない彼女が、無我夢中で彼のために人前に立ったことが分かる一幕だった。
あとはとにかく海辺の映画館というロケーションが最高。帰り道に、ポップコーンばくばく食べながら海をぼんやり眺めたい🍿🪼
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