【旋律 栄光 絶望 狂気】
EGOTという快挙を打ち立て、ベルリンフィル初の女性マエストロ、リディア・ターのお話。
土曜朝イチのルーチンのジョギングから帰ってきてシャワーを浴びて、朝イチの回8時15分から158分『TAR/ター』を鑑賞。
濃い。
ケイト・ブランシェットのアカデミー主演女優賞ノミネート作品くらいの前情報で行ったから、実在するマエストロの話しかと思ってたらフィクションだった。
そして、EGOT (エミー賞、グラミー賞、オスカー、トニー賞のすべてを獲得した人)というのを初めて知った。
調べたら今まで16人しかいないって書いてあったけど、逆に16人もいるんだ。
映画の内容よりも、もはや鬼気迫る貫禄の演技とも思えないほどリディア・ターをスクリーンの中に存在させた、ケイト・ブランシェットを堪能する映画だった。
確かにこの作品を観ると、アカデミー主演女優賞はケイト・ブランシェットだった気がする。
ただ今年は時流的にも、会場の空気もエブエブが掻っ攫っていく流れだったんだろうなぁ。