春

TAR/ターの春のレビュー・感想・評価

TAR/ター(2022年製作の映画)
4.1
5月20日レイトショーにて⭐️
難解‥と噂に聞いていましたが
めちゃくちゃ面白かった‼️(多分深く考えてないからかと😂)

そしてラストはビックリ😳‼️🫢‼️


誘われたけど、観に行く前は
どうせ意識高い高尚な映画なんでしょうよ‥
と思ってましたが
違いました。。。

⭐️ 世界最高峰ベルリン・フィル・オーケストラで、女性として初めて首席指揮者に任命されたリディア・ター
天才的能力と努力でカリスマ性ある彼女だったが、マーラー交響曲第5番の演奏や新曲の創作に苦心していた。
ある日、ターが指導した若手指揮者クリスタの自殺で彼女を取り巻く完全な世界は崩れていく‥⭐️


いわゆるキャンセルカルチャーもので
確かに長い作品だけど(158分)
謎や仕掛けが沢山あり飽きさせない
ターが男性なら、まぁよくある話
権力者が妻子もある身で仕事仲間を恋人にし利用するが自分に危険だと思うと簡単に排除
美しく能力のある若い女を自分のそばに置こうとして周りの反感をかうがねじ伏せる。しかしキャンセルカルチャーでSNS告発され堕ちていく‥そんなオジサンいっぱいいません??
それが女性、ケイト・ブランシェットだから
一味違う。監督がケイトを10年間追いかけ、当て書きした脚本だそうなので本当に彼女の為の映画🎞素晴らしかった✨✨

絶対音感のターに聞こえるさまざまな〝音〟
冷蔵庫の雑音からインターホン、メトロノーム(これは不思議だった)森の女の悲鳴
仕事場のアパート隣人
チェロ奏者オルガ(オルガと廃墟が怖かった)
ターが追い詰められていく過程で
謎や不思議な仕掛けがたくさんあり
私はもちろん全てどころか少ししか拾えなかったし理解も出来ていないけど
自分が感じれる範囲内でとても楽しめました。

ターがオジサンなら
なんならクソヤロウなんですが💦(ケイトにオジサンは入ってましたけど😆)
貧しい家庭出身でかつ〝女性〟の彼女がベルリンフィルで指揮するまでに至ったおそろしいまでの努力が見え
リディア・ターをただの傲慢な女に感じられなかったのは女優さんのせいかな‥
オルガにのぼせる所、妻にそれを気付かれる所焦りました💦

ジュリアード音楽院の男子学生、論破シーン
娘をいじめる子どもを恫喝するシーンは
ちょっと嫌な女💦とは思いましたが💦ターを表現するのに必要なエピソード。
そして、この作品のキーマンは助手のフランチェスカだったなぁ~


正直この作品はアカデミー賞✨取れたと思う
私の中では主演女優もケイト・ブランシェットかも~!
『エブエブ』受賞はとっても意味と意義はあるとは思うけど‥それくらいこの作品良かったです✨いやホントに😉

ちなみに‥
クラッシック音楽オタク♪の家族にストーリーを話したら70代の〝カラヤン〟が23歳のクラリネット奏者(美女でカラヤンと噂あり)を無理やりベルリンフィルに入れようとして団員に猛反対された話を教えてくれました。
問題になって女性は去ったけどカラヤンは無事だったとか‥
あるあるなのですねぇ😟



しかし‼️
こんなにビックリしたラストは自分史上初‼️‼️
(しばらく口開けっぱなしでした😮‥)

彼女にとって良いラストか悪いラストか
観た人によって分かれるとは思うけど
私は前に向かう良いラストだと思いました✨

⭐️ケイト・ブランシェット美しい
春