爆裂BOX

リベリオンの爆裂BOXのレビュー・感想・評価

リベリオン(2002年製作の映画)
4.1
クリスチャン・ベイル主演のかっこよすぎるSFアクション。第三次大戦後、戦争の原因になるとして投薬で感情が抑制され、感情を刺激する書物や絵画などが焼却される「華氏451度」を彷彿させる(実際原案みたいですが)近未来を舞台に特殊捜査官「クラリック」だった主人公がふとしたきっかけから感情に目覚め、体制に疑問を持ち反逆していく物語も良いですが、やはり何といっても本作で編み出された近接格闘術「ガン=カタ」が凄い!二丁拳銃でクルクルと舞い跳びながらカンフーの様な近接格闘術と銃撃を組み合わせた戦い方は最高にスタイリッシュでかっこいいですね。袖からマガジン出したり、あらかじめ地面に放り投げておいたマガジンでマグチェンジするシーンも中二病感あるけどカッコイイ。終盤のチャンバラアクションと顔ずり落ちも良かったです。主人公が最強なんで殆どの戦いが無双状態でアッサリ決着つくのは物足りない人も良そうですね。
主演のクリスチャン・ベイルのクールな演技もはまってました。感情を取り戻していく描写と彼の演技も何かグッときましたね。黒いロングコート姿と終盤の白い詰襟姿もカッコイイ。直接的な描写はないけど犬が撃たれるシーンはきついですが、そこで出会う子犬が可愛すぎてそりゃ主人公も感情取り戻すわと納得です。終盤の真実が明らかになった後、ポリグラフ検査の波型が激しくぶれた後安定する所は逆に主人公の強い怒り感じさせてテンション上がりましたね。
ラスボスのデュポン副総裁は言動が小物感出てたけど戦ったら結構強くて驚きましたね。党首ファーザー役でショーン・パートウィーやレジスタンスリーダー役でウィリアム・フィクトナーが出てるのはちょっと嬉しかったですね。ショーン・ビーンはやっぱり死んでましたね(笑)最初にドミニク・パーセルがチョイ役で出てたのは驚きました。
「ガン=カタ」見るだけでも一見の価値ありの作品ですね。