にっきい

映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズのにっきいのレビュー・感想・評価

3.5
動物だから頭の上に耳が付いてるのにこめかみに電話当てて聞こえるのか?

動物アニメなのに本格ミステリーだとネットで読んで気になってた作品。
直前にほぼTVアニメの総集編だと知りました。

アルパカに恋するセイウチの話し。
これ鑑賞後ネットで見たら、殆どのサイトで「TVアニメの視聴必須」と書かれてました。
でも新規カットはラストに少し有るだけらしいので、TVアニメ見た人からしたら事件の真相分かってるしつまんない?
逆に初見だと純粋にミステリーとして面白いけど、登場人物、いや登場動物多いから誰が誰やら分かりにくい。
映画としてどちらが楽しめるかと言ったら、多分後者じゃないでしょうか?
他人との関わりが苦手なセイウチの小戸川(おどかわ)は、個人タクシーの運転手なのだが10月4日に乗せた乗客が、失踪した女子高生だったのではないかと疑われる。
車内を記録したドライブレコーダーのメモリーを巡り、色々な思惑が交差する事件に巻き込まれる、って話し。
登場人物が全員擬人化した動物なんですが、絵がほのぼの系なので何の動物なのか分かりにくいw
しかも東京らしい街が舞台で皆んな日本人の名前が付いてるから、名前だけ言われても混乱する。
小戸川に想いを寄せる白川さんなんて、アルパカなんやけど聞かないどなんの動物か分からんし、人間の顔が付いてるのにモフモフで首が長いから、現実に居たらちょっとキモいかも?w
映画は女子高生失踪事件だけに絞って物語が進むので、前半は関係者の証言。
ここでバラバラの出来事が語られるんですが、全てが小戸川の友人だったり客だったり。
一見無関係の出来事が"オッドタクシー作戦"に向けて収束するのが面白かったです。
回想シーンの何気ないセリフが伏線と言うか、事件の真相に迫るヒントになってるので、観終わった時に「あっ、そう言う事か」ってなります。
エンドロール後、1シーンだけ実写の部分が有るんですが、あのシーンの意味は分からなかったなぁ。

これ観るのにTOHOシネマズ二条に行った時の話し。
これ観る2日前にもこのシネコンに来たんですが、その時券売機が新型に変わっていて、場所も移動してたんですが、この日行くとグッズの売店まで移動してたのでビックリしました。
と言うか健康増進法?で喫煙ルームが閉鎖されたけど、部屋自体はそのまま。
更に今までグッズ売場だった場所も空きスペースになってるし、この先一体どうなるのか興味深々。
去年MX4Dを撤去したけど、このまま閉館にはならないですよね?




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2022年4月11日
鑑賞回:17:50〜20:10
劇場名:TOHOシネマズ二条
座席情報:SCREEN5 Z-8
上映方式:2D
レーティング:G
上映時間:128分
備考:割引
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【ネタバレ備忘録】
行方不明になっている女子高生が実はメジャーデビュー間近の地下アイドルのメンバー(黒猫)。
メジャーデビューにあたり今までセンターだったトイプードルから、その黒猫にセンターを交代さすとレコード会社が決めたのが事件の発端。
グループ結成時のオーディションを次点で落ちたもう1人の黒猫が、メンバーの黒猫を殺して入れ替わっていた。
デビュー出来なくなるのを恐れた他のメンバーやマネージャーは、入れ替わった黒猫に仮面を付けさせ事件を隠蔽していたが、結成当時からのファン(スカンク)は「急にダンスのキレが悪くなった」と違和感を感じてた。
その事件とは別だけど、登場人物が複雑に絡み合った強盗事件が同時進行。
更に小戸川の友人で医師のゴリラが、小戸川の過去を調べていくうちにある事実にたどり着く。
元々要領が悪く泣き虫だった子供の頃の小戸川は、イジメによって人付き合いが極端に苦手になっていたのだが、浮気をしている父親を殺そうとした母親の無理心中で脳に障害を受け、自分も含めて周りの人間が全て動物に見えるようになっていた。
人間では無いのでかろうじて人付き合いが出来ると言う自己防衛本能か?
強盗事件に巻き込まれ事故を起こした事で脳の機能障害が治って、少しずつ人付き合いが出来るようになっていく。
事件解決後、白川との動物園デートでどの動物が見たいか聞かれた小戸川は「アルパカ」と答える。
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