KOUSAKA

a-ha THE MOVIEのKOUSAKAのレビュー・感想・評価

a-ha THE MOVIE(2021年製作の映画)
3.6
本来、自分の年齢的にはa-haのジャスト世代のはずなんですが、洋楽デビューが遅かったので、彼らが一番ブレイクしていた全盛期には乗り遅れ、向こうのロックを聴き出した90年代には、すでに80年代MTV的な音が最もダサく思えたため、結果スルーしてしまって今に至るという感じです。

というわけで、恥ずかしながら「テイク・オン・ミー」しか知らない状態での鑑賞となりましたが、結論としては、a-haの曲をもっと掘り下げて聴いてみたいと思わせてくれる、非常に良質なドキュメンタリーでした🤔

そもそもノルウェーのバンドだったことも知らなかったし、夢を叶えるためにロンドンに出ていくぞ〜!っていう結成当初の物語は『シング・ストリート』的なエモさを感じました。

キャリア初期から「売れるためにどうするか」という事をしっかり考えていたところが逆に清々しくて、それでちゃんと結果を出したのは伊達じゃないなーと感心させられました。

初っ端から、メンバー3人ともあまり良い空気じゃなくて、ネガティブな発言からスタートしてるところに興味を引かれましたが、大ブレイクからの活動休止や解散など、文字通り「山あり谷あり」のキャリアを経験しながらも、またa-haという場所に戻ってくる彼ら3人が愛おしく感じました☺️

実はかなり音楽的に高度なことをやってるバンドなんだということにも気付かされましたので、これからしっかり彼らの音を掘り下げて行きたいと思います‼️
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