命懸けで山に挑戦し続ける男たちの生き様を描く。
登山史上最大の謎、「エベレストの初登頂はいつか?」。
公式記録である1953年よりも前の1924年にイギリスの探検家、マロリーが初登頂した可能性があるが、マロリーは頂上付近で死亡しており、その謎は未だ解明されていない。
1人の写真家がその謎に迫るミステリー調なストーリーと、孤高の登山家の生き様に迫ったストーリーが交錯する、シリアスなアニメーション。
死と隣り合わせである山登りの緊迫感がよく伝わってくる。
そこまでして人が山に挑戦する理由は何か。ライバルとは登頂初記録、高さ、ルート、無酸素か、単独かを競い合うが、そのような名誉以上に、人を突き動かすものがある。
「キチガイやんけ」と思ったし、到底共感することはできないのだが、何故だか心の奥底に響くものがあった。
山岳小説の傑作とは知らなかった。これは是非とも原作を読みたい。
マロリーが登頂成功したのかについては、Wikipediaを読むと興味深かった。
エベレスト、8849メートルって、冷静に飛行機の高度よw