岩男

アンネ・フランクと旅する日記の岩男のレビュー・感想・評価

4.6
I AM HERE

「戦場でワルツを」のアリフォルマン監督だから期待していった
見事にAmazing&Wonderful

アンネフランクの日記に登場するキティー目線で描かれる本作
日記から飛び出したキティーはアンネを探す
アンネの身に何が起きたのかを探りながら、難民と心通わせていく様子や、何かを伝えようと奮闘する姿は、当時のことを知らない自分たち目線であって、現代を生きる自分らの姿みたいだった

この作品で描かれる内容が本当かは知らない
でも作品としてひとつの完成系になっていて、希望が射すラストにはウルウルした
あと物語を彩るドラマティックな音楽が本当に素晴らしい!!

アリフォルマン監督の両親がアンネと同じ週にアウシュヴィッツに到着したという事実が凄くゾッとするし、この作品を作る運命だったんじゃないかと勝手に思った

アニメーションだから描くことが出来る、伝えることが出来る可能性を最大限に感じ、沢山の人に届いて欲しいと感じる作品だった
パンフレット熟読します💪✨
岩男

岩男