noborush

Bros(原題)のnoborushのレビュー・感想・評価

Bros(原題)(2022年製作の映画)
3.3
Bros 2022年作品
6.5/10
ニコラス・ストーラー監督脚本
ビリー・アイクナー ルーク・マクファーレン アマンダ・ビアース
ベン・スティラー
LGBTQを大胆にキャスティングしたロマンティックコメディ映画。
LGBTQ界隈で有名人の主人公は、LGBTQのミュージアム立ち上げ
とかするインテリで、一人でそこそこ楽しく暮らしていたが、
筋肉馬鹿の男性に一目惚れする。
キャストはLGBTQでも監督はストレートでバランスをとろうと
しているようだ。
きれい事や悲劇性のないゲイの映画ですよと、はじめに断って
おきながら、"ストレートはゲイがインテリですよと考えるけど
違うよ"と、ゲイを通して言わせることで、ゲイのひねくれた
プライドを提示させたり、ジャド・アパトゥが製作に関わることで、
ゲイの性生活ストレートに描写していて、ストレートの自分としては、
必要以上に関わりたい世界ではないなと。
最後に子供達が社会見学にLGBTQ博物館を訪れ、勉強させるシーンが
あるのだけれど、そこまで配慮しないと行けない、リベラル界隈が
推し進める社会変革に、息苦しくなる。
LGBTQだから総て賛同しろとこちらに要求しているような
圧力を感じる。
コメディとしては完成されているし、黒人やアジア人の次はLGBTQで
アカデミー賞狙いますよという意気込みを感じる。
たぶんアカデミー賞ノミネートされるのだろう。
noborush

noborush